山 行 報 告 | |
2013/9/19〜20 北八ヶ岳・稲子岳南壁(左カンテルート) | メンバ:大谷、他1名 記録:大谷 |
【コースタイム】
(9月19日) 稲子湯11:00発〜しらびそ小屋(みどり池)13:00着(幕)
(9月20日) みどり池4:40発〜6:00岩壁基部6:30発〜8:20登攀終了
〜9:50みどり池着
【記 録】
みどり池から一般道を中山峠に向かって25分ほど歩くと、左へかくんと曲がった所があった(立木に黄色テープあり)。初見でヘッドランプを付けているが、多分ここが南壁への入口かと見当をつけて右側の森の中へ入った。
少し藪が続くが、急登になると赤テープが散見されやっぱりルーファイ、正しかった、と自画自賛。6時には岩壁の基部に到達した。30分ほど後学のため各ルートを見て回った。
〈1P〉
取り付きは、凹状ガレ場から左側へ約10mトラバース。立木があり安定したテラスになっている。風が強く、結構寒い。菱形のスラブ状の岩から取り付く。
2ピン目に真新しいペツルのハンガーボルト。上部にも沢山打ってあったけど、誰がなんのために、これを打っているのかね?約30mでビレイポイントあり。
〈2P〉
凹状の壁をステミングで登る。岩は固く安定しているが、浮石があちこちに転がっているので、先行パーティがいるときは落石に注意。こういう岩場は、(初心者が多く)落石事故がコワイですね。
〈3P〉
正面に被り気味の大岩があり、こいつを登ろうとしたら(5.7位?)、ビレイ中の相方から泣きが入り、私、それムリですと。右のチムニー状の正規?ルートに入り直上。初秋の青空の下、いかなクライミングでも、楽しい。
〈4P〉
ガレ場。直上している大カンテがあるが、これはルートではない?ピンも無いようです。階段状のガレ場を歩いて左トラバース。途中にビレイポイントがあったが、パスしてそのまま凹状チムニーから登って、尖った岩でビレイ。約40m。
〈5P〉
10m登って腰がらみでビレイ。登攀終了。背後の岩にビレイ用のハンガーボルトがあった。さっきのビレイポイントから直上すればここに出る、と納得した。(ソンしたなー)
天狗(の東壁)や硫黄が見える。なかなか見栄えがいいです。
帰途、何度も訪れている温泉、稲子湯に立ち寄った。ひなびた湯殿、熱々のたっぷりした硫黄の源泉。なかなかの名湯です。